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人材定着率が低い業界こそ、利用したいアウトソース

人材定着率が低い業界が利用したいアウトソース

世の中にこれだけ多くの仕事があると、どうしても人材定着率が低い業界というのは出てきてしまいます。

  • 業界トップの企業が作りあげたビジネスモデルだから
  • 利益が出づらい業界だから

など理由は多岐に渡りますが、一企業が頑張った時点で急激に定着率が伸びるのは難しい現実があるということが、原因として挙げられます。

人材定着率が低いということは、言い方を変えると離職率が高いということでもあります。

これは会社、延いては業界全体の問題として、早急に解決していかなければならない課題でもあります。

しかし、そのために何をしていけば良いのか、どうすれば人材定着率が高くなるのかは意外に知られていないもの。

結論から言うと、離職率を下げて人材定着率を高めるためにはアウトソースの使い方が肝になってきます。

そこで今回は、人材定着率が低い業界こそ利用したいアウトソースについて解説していきたいと思います!

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人材定着率について

まず、平成29年に厚生労働省から発表された「雇用動向調査結果の概況」をご覧ください。

人材定着率1

出典:平成 29年雇用動向調査結果の概況

この資料を見ると分かる通り、平成29年の離職率は14.9%となっています。

もちろんこれは全ての業界における離職率の数値ですが、単純計算で今の日本では約6,7人に1人が会社を離職していることになります。

人材定着率2

出典:平成 29年雇用動向調査結果の概況

そしてこちらは、産業別の入職率・離職率のデータです。

この資料を見ると、最も離職率が高い職種は「宿泊業・飲食サービス業」となっていますね。

宿泊や飲食は仕事がかなりハードでブラック企業化しやすいとも言われているため、約3人に1人が離職してしまうと言う結果に繋がっていると言えます。

しかし、その反面で入職率が最も高いことも重要なポイントです。

たくさんの人が入社しては離職していくので、会社としては人が入れ替わっているだけでそこまで大きな人材不足の問題に当たっていないケースもあるのです。

これが原因で、人材定着率が低いことがそこまで問題視されず、今日に至っている側面もあります。

しかし、長期的には人材不足に陥ってしまい、人手不足倒産を引き起こしてしまう可能性もあるので、早急に対処していかなければなりません。

人材定着率を高めるためには

人材定着率3

では、このように離職率が高い業界で働く責任者は、どのようにして人材定着率を高めていけば良いのでしょうか。

今回は、人材定着率を高めるために特に効果があると考えられている3つの方法について、解説していきたいと思います!

社員のケアに力を入れる

離職率が高い業界によくありがちなのが、社員のことを人としてではなく機械のように扱ってしまっていること。

会社の駒として社員に指示したりしてしまうため、やがて社員のメンタルが崩壊して出勤できない状態に陥ってしまうのです。

特に、先ほど挙げた飲食業界などではよくある話ですね。

休日や繁忙期などはどうしても忙しくなるので、店長など責任ある立場の人も忙しくストレスが溜まってしまい、社員に八つ当たりしたりするのです。

これでは、いくら入職率が高かろうとすぐに離職してしまう人が後を絶たなくなってしまうため、自転車操業になってしまいます。

どんなに忙しかろうと、やはり人材定着率を高めたいのであれば社員1人1人のケアは、丁寧に行っていかなければなりません。

採用面接のやり方を見直す

これは自転車操業をしている業界によくありがちなのですが、採用面接で良い面ばかりを伝え過ぎているケースがあります。

人材定着率が高い会社は、会社や仕事の良い面・悪い面の両方についてきちんと説明した上で、それでも働きたいと言う人を採用している傾向があります。

これによって、確かに入社率は少しばかり下がるかもしれませんが、社員の満足度や人材定着率はかなり上げることが可能です。

逆に、臭いものには蓋をして採用面接を行なっていると、入社してから思い描いていた理想と現実のギャップに悩まされ、退職してしまう人が後を絶ちません。

自転車操業で入社率が高いので問題ないように思えますが、やはり長期的に見るとマイナスの側面が大きいので改善していかなければならないのです。

ノンコア業務はできる限り外注化する

一般的に雑務と言われるノンコア業務は、社内で抱えずアウトソースした方が社員の満足度を上げながら、コストを抑えることが出来ます。

今の若者は、年収やキャリアよりも「やりがい」に重きを置いている人が多い傾向になるため、雑務ばかりやらされていては仕事に前向きな気持ちを持つことが出来ません。

そうすると、退職率が高くなるだけでなく、社内の労働生産性も低い状態になってしまうため、会社全体にとって大きな不利益を被ってしまうのです。

なので、できる限りマニュアル化出来そうな仕事は外注化して人件費を抑え、社員には会社の利益に直結するようなコア業務に携わらせる機会を増やして上げることが大切です。

コア業務とノンコア業務を分けて外部リソースを使うと得られるメリットコア業務とノンコア業務を分けて外部リソースを使うと得られるメリット

人材定着率が低い業界が、利用したいアウトソースまとめ

人材定着率4

今回は、人材定着率が低い業界こそ利用したいアウトソースについて解説しました!

人材の自転車操業は常に募集をかけ続け、広告費などで経費が圧迫されてしまうことになってしまいます。

そうであれば、広告コストをなくして信頼できるアウトソースの企業を見つけた方、会社全体にとってもメリットが大きいでしょう。

アウトソースであれば、忙しい時は多く利用して暇な時は利用しないなど、広告費をかけず、さらに時期ごとに固定コストをうまく調節できます。

なので、人材定着率を上げるためにも、ノンコア業務の外注化を検討してみることをオススメします!