近年有効求人倍率は上昇し続けており「売り手市場」と言われていますが、この状況は終わる見込みもなく企業の人手不足は深刻化して行く一方です。
出典:「人手不足倒産」の動向調査(2018年度上半期、帝国データバンク)
業種によっては数年間求人を出しても人手が集まらない企業もあり、中小企業を中心に信じがたいですが”人手不足倒産”をする企業が増え続けています。
そこで今回は、そんな「人手不足倒産の原因」と「オンラインでの解決方法」について紹介していきます!
目次
人手不足倒産に歯止めがかからない3つの時代背景
人手不足倒産をする主な原因はもちろん、人材確保が困難になっているという現状です。
実際ほとんどの人手不足倒産をする企業が「求人難型」のため倒産をしており、人材確保問題が浮き彫りになっています。
ここでは、人材確保が困難になっている原因を3つピックアップしてみました。
労働人口の減少
日本の少子化は非常に深刻な問題となっていますが、特に近年は「労働人口」が不足しているというのが一番の問題です。
というのも、これまでは最も人口ボリュームの大きい「団塊の世代」が働き手として活躍していましたが、その世代が徐々に定年退職を迎えていることで働き手が大きく減っています。
この状況を打開するための対策として、海外に進出することのできる大企業は現地の人材を手に入れることができますが、そうでない中小企業はこの問題の対応に迫られています。
待遇面における企業と働き手の意識差
労働者の退職理由に待遇面が大きく影響しているのは事実です。
厚生労働省が公表しているこちらのデータから、労働者の退職理由の上位三つを並べると以下のようになります。(定年退職・契約満了・その他の理由を除く)
- 給料等収入が少なかった
- 労働時間、休日などの労働条件が悪かった
- 会社の将来が不安だった
こちらの統計から、労働者側は企業で働くうえで待遇面を重視していることがうかがえます。
業務内容に見合った待遇を受けることができないために、労働者が集まらないといった状況があります。
専門スキルを持った人の不足
人材確保の中でも、企業のニーズに合った人材が見つからないという問題も挙げられます。
昨今はITスキルを持った人材が不足しているということが問題視されていて、そのスキルの専門性が高ければ高いほど人材確保は困難です。
また、仮にニーズに合った十分なスキルを持った人材を見つけたとしてもその市場価値は高く、労働者が求める待遇を提供できないという場合もあるでしょう。
人手不足をオンラインで解決する方法とは
上記のように、多くの企業にとって人材不足問題は避けて通ることはできません。各企業が、自分たちの現状やニーズに応じて対策を立てなければならないでしょう。
しかし、実際のところ採用コストもばかにならないですし、そもそも市場に人がいない限りは企業が求める人材を素早く手に入れることは困難です。
でもまだ諦めてはいけません。働き方が多様化している今、ITを駆使したサービスに頼ればオンライン上で仕事を探している人はたくさんいます。
例えば、
- クラウドソーシングサービス
- オンラインアシスタントサービス
など、アウトソーシングという形で企業のバックアップ業務を提供してるサービスの存在で。
以下ではそれぞれのサービスについて、そのメリットに触れながら解説していきます。
クラウドソーシングサービス
クラウドソーシングサービスを利用することは、
- 採用を抑えることができる
- 個人なので会社に頼むより単価が安い
- 必要な仕事のみを依頼することができる
といったメリットがあり、業務の効率化を図ることができます。しかしその一方で、デメリットも存在します。
セキュリティの問題
企業側は社外の人に業務内容を渡すことになり、情報が外部へ漏れるリスクがあります。依頼業務によっては、リテラシーが抜群に高い人材とやりとりをするため、相手にその気がないにしろセキュリティ問題は気を抜けません。
人材発見が困難
仕事を依頼する際どんな人に発注するかは非常に大事ですが、その人をWeb上で見極めるのは非常に困難です。
- 締切を守ってくれる人か
- 最後まで責任をもって仕事をしてくれる人か
などなど、顔が見えないサービスゆえ実績を捏造することもできてしまう世界ですから、信頼という部分では実際に仕事をしてみないとわからない部分があります。
オンラインアシスタントサービス
クラウドソーシングにかかる様々な手間を省きたいという人には、オンラインアシスタントサービスがおすすめです。
オンラインアシスタントサービスもクラウドソーシング同様、採用コストがかからずに業務を依頼することができます。
加えて、
- オンラインアシスタントサービス会社がアシスタントを面接し、一定のスキルがあるかどうかを審査している
- 依頼する時も知識のあるディレクターを挟むので、業務の質が著しく低いことはまずない
というメリットもあり、依頼する適切な人材を探す手間も省くことができます。
デメリットを言えば、案件ごとというよりは時間で買うことになるので、最悪の場合頼んだタスクが中途半端で終わってしまうことでしょうか?
※参考までに弊社の作業時間ごとのパッケージになります。
さいごに
人材不足が深刻化してる今ではありますが、業界によっては「今に始まったことではない」なんて人も多くいることでしょう。
ただ、1つ視点を変えてネットの世界に目を向ければ解決方法は眠っていることが少しでも理解していただければ幸いです。
web広告を出すのは一般的ですが、弊社が提供するような採用コスト0のオンラインアシスタントサービス業務はまだまだ認知度が高くありません。
社内のスキルある人材はコア業務に集中、私たちがバックオフィス業務を中心にサポートすることによって、依頼主がより売上に直結する業務に集中できるという仕組みですね!
人材不足に悩む企業は、ぜひ弊社にご相談ください!