みなさんの企業では、人材を採用するのに何回の面接を設けていますか?
もちろん、選考の中で応募者が良い人材なのかどうかを見極めるには何回もの面接をする必要がありますが、その採用コストは決して低いとは言えません。
また、遠方にいる人材を面接するためには、どちらかが出向く必要があり、さらには面接をするための場所を設ける必要があるため、時間も費用もかかってしまいます。
そのため、採用コストを抑えるためにもオンライン面接の活用がおすすめです。
最近では、オンライン面接が浸透しつつあるといっても過言ではないほどに、多くの企業が導入を始めており、採用活動をコスト削減し効率化するためには必須のツールと言えるでしょう。
というわけで今回は、オンライン面接のメリットとオススメのツールについて解説していきます!
目次
オンライン面接のメリット
ではさっそく、オンライン面接を利用するメリットについて解説します!
採用の幅が広がる
オンライン面接を活用すれば、時間や場所にとらわれずに面接をすることができるので、遠方に住んでいる人だけでなく、海外在住の人であっても面接が可能になります。
そのため、都市部での採用活動に集中している大手企業が手をつけていないような、地方の優秀な人材に出会える可能性が上がるでしょう。
また、そういった遠隔での面接が可能になることで、新卒採用の際にも早期から学生に接触することで、早い時期から人材を確保することができます。
採用コストが抑えられる
これまで対面面接では、採用側は面接会場を用意し、その上で面接官と応募者のスケジュールを調整する必要があり、応募者は面接会場のある地域まで出向く必要がありました。
そのため、従来の方法では双方にとって時間も費用も多くかかっていましたが、オンライン面接を取り入れれば、それらのコストを大幅に抑えることができるでしょう。
実際、経験論で言えばリクルートも中途採用の一次面接の際にオンライン面接を採用していて、筆者も経験済みです。
面接の流れは非常にスムーズで、一次二次社長面接、さらにSPIやリファレンスチェックと採用までの工数が多い日本では、一次面接くらいはオンラインであると楽だと言えるでしょう。
面接官の教育が可能
オンライン面接を実施した際にその面接を動画に録画しておけば、
- 今の面接の良い点と悪い点はどこか
- 応募者のどのようなポイントを評価すべきか
などなど、あとで若手の面接官を育成する際に、録画した動画を教材の代わりにすることができます。
ただし、オンライン面接を録画する際には、応募者に事前の承諾を得てからするようにしましょう。
web面接は録画すべし!トラブルを防ぐための方法を知ろう!オンライン面接のデメリット
オンライン面接を利用する際には注意すべき点もあるため、そのデメリットについても解説していきます。
対面よりも意思疎通が取りにくい
オンライン面接ではカメラを通して会話をするので、互いの細かな表情の変化を良い取るのが難しくなり、ミスコミュニケーションが発生してしまいます。
また、自分の声が相手に届くのに時間差があり、会話の間合いが取りづらくなるので、どちらかが一方的に話し続けてしまうといったことも起こり得ます。
そのため、全ての面接をオンラインに依存してしまうのは危険だと言えるので、「一次面接のみオンライン面接」というように、オンライン面接を利用するときとそうでない時を分ける必要があるでしょう。
オンライン面接の質がネット環境に依存してしまう
オンライン面接を実施するためには、どうしてもネット環境が不可欠なので、一方のネット環境が不安定だった場合、
- ノイズで相手の声がよく聞こえない
- 画面が固まってしまいコミュニケーションが取りづらい
といったアクシデントがたびたび起きてしまいます。
そのため、オンライン面接を実施する際には、事前に相手に十分なWi-Fi環境下でオンライン面接を行ってもらうように伝えるべきでしょう。
社内情報が漏れる恐れがある
オンライン面接を社内で行う際には、社内情報がカメラに映ったり、他の社員の話す内容がマイクに拾われないように注意する必要があります。オンライン面接と言えど、社内情報が外に漏れるということがあれば企業の信用が落ちてしまうからです。
そのため、オンライン面接を実施する際には周囲の映像や音声が相手に伝わらないような場所を選ぶようにしましょう。
オンライン面接におすすめなツールを紹介!
では、オンライン面接をするのにおすすめなツールを紹介していきます!
HARUTAKA
HARUTAKAは直感的で使いやすい機能が充実したオンライン面接ツールです。
主な特徴は以下の通り。
- 応募者の一覧や選考の状況を一元的に管理
- チャット機能
- 採用プロセスの分析機能
もちろん、面接の録画機能も備わっており、クラウド上に保存できるため安全かつ便利なツールだと言えるでしょう。
インタビューメーカー
インタビューメーカーは面接や採用を効率化するための機能が充実したオンライン面接ツールです。
主な特徴は以下の通り。
- 既存のカレンダーシステムと連携して面接スケジュールを管理
- 求人媒体を一括管理
- 面接中に画面内でリアルタイムに応募者の評価が可能
このように、採用活動に必要な機能の多くが備わっているため、オンライン面接ツールの他にも作業を効率化したいという場合であればおすすめのツールです。
まとめ
これまで多くの手間がかかっていた採用活動も、オンライン面接を利用することでかなりの効率化を図ることができるため、こういった便利なツールは導入しない手はないでしょう。
ただし、オンライン面接にはメリットだけでなくデメリットもあるということは認識しておくべきです。
そのため、従来の対面面接とオンライン面接の良いところを合わせつつ、採用活動をうまく進めていきましょう!