皆さんの企業では、作業の進捗をどのように管理していますか?
例えば、チームで一つのプロジェクトを進めていく際に、メンバーそれぞれの進捗が把握できていなければ、そのマネジメントは非常に困難です。
また、プロジェクトの進捗が把握できていないという場合であれば、それはチームにとって危機的状況にあると言えるでしょう。
そのため、今自分たちがどの程度作業を進めているのかという指数は、プロジェクトごとに必ず設けておくべきです。
というわけで今回は、プロジェクトの進行管理におすすめなガントチャートについて解説していきます!

目次
ガントチャートとは
ガントチャートとは、横軸に時間、縦軸にメンバーや作業内容を配置し、作業計画を視覚的に確認するために用いられる帯状グラフのことで、「スケジュール表」「管理表」などと呼ぶ企業もあります。
横軸と縦軸に配置される項目はいくつもありますが、
- タスク
- 開始日、完了日
- 作業内容
- 担当メンバー
- マイルストーン
などが、主に配置されることが多いでしょう。
ガントチャートを導入するメリット
次に、ガントチャートを導入するメリットについて解説していきます。
プロジェクト開始前に計画の妥当性をチェックできる
ガントチャートを導入する際には、計画時に
- メンバーそれぞれのタスク
- タスクの期限
など、それぞれ可視化できるようにグラフにします。
そして、実際に担当者に割り当てられることで、その工数が現実的に可能なのか、また作業に無駄はないのか、といった様々な点を確認でき、自分たちの作業を最適化することができます。
プロジェクト開始後にもメンバー同士で進捗を視覚的に確認できる
管理者だけでなく、メンバー全員が全体の進捗を確認できることで、他のメンバーのタスクとの兼ね合いや、全体の流れを止めない意識を持つことができるので、結果として生産性を上げることができます。
また、普段のタスク管理では不十分だった、遅延やトラブルに対する意識も、ガントチャートを導入することによりずっと高くなり、メンバー同士で素早くフォローすることも可能になるでしょう。
視覚的にタスク管理が可能
多くの場合ガントチャートは、「開始日から作業完了日まで」というように大きな枠として利用されています。
しかし、ガントチャート内の1日をさらに細かく管理していけば、メンバーがそれぞれその日のうちにすべきタスクも、ガントチャート内で把握することができます。
このように、大きな視点と小さな視点でタスクを明確にしておくことで、メンバー間だけでなく個人単位でも生産性が上がるでしょう。
おすすめのガントチャートツール3選!
それでは、おすすめのガントチャートツールを紹介していきます!
Jooto
Jootoは簡単にタスク管理ができるクラウド型のタスク・プロジェクト管理ツールですが、そのタスク管理にガントチャート機能を適用させることができます。
Jootoの主な特徴は以下の通り。
- ドラッグ&ドロップでシンプルにタスクを管理
- 複数プロジェクトをJooto内で簡単管理可能
- 分体位でカスタマイズできる通知設定で、進捗をリアルタイムで把握
- 外部のプロジェクトメンバーも、簡単に招待・削除可能
- ChatworkやSlackといったビジネスアプリとの連携も可
また、Jootoの費用は以下の通りです。
無料でも利用可能ですが、容量が少なく、プロジェクトの履歴も30日分しか残せないので、チームで本格的に導入するのであればスタンダードプランがおすすめです。
みんなでガント.com
https://www.minna-de-gantt.com/
みんなでガント.comは、会員登録不要でチームやグループと共有利用が可能なガントチャートを、簡単に作成できるクラウドサービスです。
みんなでガント.comの特徴は以下の通り。
- インストール・会員登録不要で、すぐにガントチャートを作成
- 作成したガントチャートをExcelに出力
- 英語表示対応で、海外拠点とガントチャートを共有
- AWS(Amazon Web Services)をデータセンターに使用しており、セキュリティ面も信頼できる
また、みんなでガント.comの費用は以下の通りです。
チームメンバーで導入するのであれば、ビジネスプランがおすすめですが、事前にトライアルプランを利用して、他のサービスと比較しておくのも良いでしょう。
Backlog
Backlogはウェブ制作やソフトウェア開発をする企業に多く導入されているツールですが、他の様々な業種でも導入されています。
Backlogの特徴は以下の通り。
- ガントチャート内で作業の進捗率だけでなく、プロジェクトの達成率を確認
- モバイル端末からもプロジェクト管理
- ソースコードをアップロード可能で、バグの対応状況を表示可能
- GitやSubversionと紐づけることができる
また、Backlogの費用は以下の通りです。
社内に導入前提であれば、プレミアムプランがおすすめですが、どのプランも30日間のトライアルがあるので、社内のニーズに応じたプランを事前に試しておくべきでしょう。
さいごに
社内にタスク管理ツールを導入していたとしても、メンバー同士がお互いのタスクや進捗を把握しているのとそうでないのでは、作業の生産性に大きな差が出てきます。
であれば、事前にガントチャートツールを導入しておく方が良いと言えるでしょう。
ということで、プロジェクトの進行管理を効率化するためにも、ガントチャートツールの導入を検討してみてください。