人手が足らないので新規でスタッフを雇おうと思う企業からすると、金銭的コストを踏まえ正社員よりも派遣社員を好まれるのはご存知でしょうか?
派遣社員は時給が高いイメージがあるため、本当なの?と首をかしげるような人も多いことでしょうが、事実なのです。
本記事では、なぜ正社員より時給が高いとされる派遣社員の方が好まれるのかについて詳しく迫っていきたいと思います。
目次
知ってるようで知らない派遣社員を詳しく説明
そもそも派遣社員についての理解を深めていきましょう。
派遣社員とは、
- 派遣社員
- 派遣会社
- 派遣先企業
の3つの要素の元で成り立っています。
派遣社員の給料は、派遣先企業から直接支払われるという訳ではなく、派遣会社を通して給与として支払われることが多いです。
つまり、上写真のように数%のマージンを派遣会社が受け取り、差し引かれた額を派遣会社から派遣社員へと支払われることになるのです。
よって、企業は派遣社員に対して妥当な給料を支払うために、高い時給を払ってバイトを雇うよりも高いコストをかけて派遣社員を採用することになります。
では、なぜそこまでして企業は、正社員や高時給なバイトではなく時給が高い派遣社員を採用するのでしょうか?
これから、時給が高い派遣社員を企業が採用する5つの理由について解説していきます!
1.契約の縛りがゆるくなる(使い勝手がいい)
正社員を雇う場合に比べると、派遣社員の方が使い勝手がいいのです。
派遣社員の契約や更新は、3ヶ月周期で行われるのが基本。
- 期間限定で人手がほしい
- 新しい事業の初期段階だけ働いてほしい
など、正社員だと難しい「一時的な雇用」ができるのは、企業にとって大きなメリットですね。
派遣社員としても、それを承知した上で時給が高いことを理解しているので、双方にとって上手くできた仕組みなのです。
なので、仮に事業が失敗して人材コストを下げなければいけなくなったとしても、法的な争いを起こすことなく人材を切ることが可能になります。
必要な時に社員を雇い、いらなくなったら3ヶ月周期で切ることができる。高い時給を払ってまで派遣社員を雇うことは、このようなメリットも存在しているのです。
売上次第で作業量の増減があるデータ入力や、請求業務などは、人を雇用するよりも時間単価で必要な分だけ動いてくれるオンライン秘書へアウトソースした方がコスト削減になります!
2.人件費ではなく外注費として経費削減できるから
普通に社員やバイトを雇う場合は「直接雇用」といって、会社と社員の間で取引があるため人件費として扱われます。
一方で、派遣社員の場合は派遣会社との取引になるため「間接雇用」になり、その経費は外注費として扱われます。
税金のことを考えると、人件費よりも外注費の方が優遇されるため企業にとっては大きなメリットになるのです。
多少高い時給を支払ったとしても、全体の経費として考えるとかなり削減することができます。よって、節税の一環として、多くの企業は正社員よりも派遣社員を好んで採用します。
3.高い時給の中に交通費とボーナスが含まれている
実は派遣社員の時給が高いのは理由があって、その一つが「交通費とボーナスが含まれている」こと。
派遣社員には交通費が支払われないことも多く、その分を時給として上乗せすることで時給を高くすることができます。
また、正社員と違って派遣社員にはボーナスもないので、多少時給を高く設定しても採算が合うのです。時給ベースで見ると派遣社員の方がよく見えても、年収ベースで見ると正社員の方が高くなるケースは当たり前。
正社員をやっていると、自分の突き当たりの手取りを労働時間で割って時給として出しますが、これでは都合が良すぎますね笑
引かれている税金や家賃保証等の福利厚生の部分まで全て含めた、総支給額を労働時間で割ると派遣社員の時給に近い数字がでるのではないでしょうか?
4.求人の面で有利に働くから
「時給が高い」ということは、それだけで求人する際に大きな宣伝効果を生みます。
仕事を探して求人サイトやタウンページなどを見ている人の多くは、時給の高さで調べています。そのため、たとえ交通費が支給されなくても、時給が高ければそれだけで食いつきは良くなるのです。
特に、インターネット上の求人サイトでは
- 高時給
- 交通費支給あり
- 週休2日制
などフィルタリングして調べることができるため、時給が高いことは多くの人の目に止まるきっかけにもなります。
例えば1日6時間働くとして、
- 時給1,000円で交通費支給あり(1日3,000円まで)
- 時給1,500円(交通費支給なし)
では両者とも1日に社員が受け取ることのできる給料は9,000円になりますが、後者の方が食いつきが良いですね。
数字を上手く利用して見せ方を変えるだけで、求人の面で有利に働かせることができるため、派遣社員の時給は高く設定されているのです。
5.面倒でコストの高い作業をやらなくて良いから
人を1人でも雇用する場合、そこには多くの作業が必要になりますね。
- 求人
- 面接
- 契約の手続き
など、社員を採用するということは、企業にとって時間と労力、コストがかかってしまうものです。
ただでさえ人手が足りない時に、社内で求人だけにリソースを割いていては元も子もありません。
しかし、派遣会社に依頼することで、これらの面倒でコストの高い作業を代わりに遂行してくれます。
よって、派遣社員の時給を多少高くしても採算がとれるようになるのです。
更にビズワーカーズの場合、一度引き継いだ作業はビズワーカーズ内で研修を行いますので、
せっかく引継ぎをしたのに来なくなった・・
また誰か採用して、再引継ぎしないと・・
なんてこともありません!
まとめ
今回は、時給が高い派遣社員を企業が採用する5つの理由について解説しました。
掘り下げてみると、派遣社員を採用するメリットは盛りだくさんですよね。
オンライン秘書サービスでは、上記以外にも
- 必要なスキルを持った人複数人に頼める
- 同時進行の業務も可能
- 退職リスクや突然の休みの心配がない
などのメリットもあります。
その場にいる必要のない業務でリソースを確保したいのなら「オンライン秘書サービス」という選択肢も是非ご検討下さい。